マダガスカル大統領、「安全な場所」に避難 辞任要求高まる中
このニュースをシェア
【10月14日 AFP】マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ大統領(51)は13日、オンラインで演説し、命を守るため「安全な場所」に避難していると述べた。反政府運動が激化する同国では、ラジョエリナ氏の辞任を求める声が高まっていた。
ラジョエリナ氏は「9月25日以降、私の命を狙う試みやクーデターの試みがあった。軍人や政治家のグループが私を暗殺しようと計画していた」とフェイスブックで演説。「私は命を守るために安全な場所を見つけることを余儀なくされた」と述べたが、居場所については言及しなかった。
主に若者が主導する抗議活動は、当初は貧困にあえぐインド洋の国での慢性的な停電と断水に対するものだったが、ラジョエリナ氏の辞任を求める反政府運動に発展した。
首都アンタナナリボの元市長であるラジョエリナ氏は、辞任を求める声を無視し、憲法の尊重を呼びかけ、「私には解決策を見つけるための使命がある」と述べた。
ラジオ・フランス・アンテルナシオナルは、ラジョエリナ氏が先週末にフランスの軍用機でマダガスカルを離れたと報じたが、フランス当局はAFPの確認要請にすぐには応じなかった。(c)AFP