【10月11日 AFP】レバノンのジョセフ・アウン大統領は11日、イスラエルが民間施設に対して夜間空爆を行い、少なくとも1人が死亡したと非難した。

アウン大統領は「再び南レバノンが、民間施設を標的としたイスラエルの凶悪な侵略行為の犠牲となった。正当な理由も口実もない」とし、「今回の攻撃の深刻さは、ガザでの停戦合意後に行われたという点にある」と述べた。

同国保健省によると、イスラエルによる南部ムセイレ地区への攻撃では1人が死亡し、7人が負傷したという。

レバノン国営通信社NNAは、イスラエル空軍がブルドーザーや掘削機の保管場所を標的に10回の空爆を行ったと報じた。

イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラの間の1年以上にわたる敵対行為と2か月間の戦闘は停戦により終わったが、イスラエル側はレバノンへの空爆を繰り返している。

イスラエル軍はレバノンへの攻撃実施を認め、「南レバノン地域において、テロインフラの再構築に使用されていた工事用機材が存在する場所で、ヒズボラのテロインフラを攻撃・破壊した」と発表している。(c)AFP