【10月10日 AFP】ウクライナは10日、ロシアが首都キーウに「大規模攻撃」を仕掛け、停電が発生したと発表した。

ウクライナ空軍は「首都が敵の弾道ミサイルおよび攻撃型無人機による大規模な攻撃を受けている」と述べ、市民には避難所へとどまるよう呼び掛けた。キーウにいるAFPの記者たちによると、同市内で複数の大きな爆発音が聞こえ、それぞれの自宅で停電が発生したという。

キーウのビタリ・クリチコ市長は、ロシア軍が「重要インフラ」を標的にし、少なくとも9人が負傷し、そのうち5人が病院に搬送されたと述べた。

また、スビトラーナ・グリンチュク・エネルギー相は、ロシアが全国的な電力網にも激しい攻撃を加えていると警告した。

ロシア軍はまた、南部ザポリージャにも少なくとも7回無人機攻撃を行った。同地域のイワン・フェドロフ軍政長官によると、7歳の少年1人が死亡し、少なくとも3人が負傷したと発表している。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日、ロシアがウクライナのエネルギー網や鉄道インフラへの攻撃を通じて「混乱」を引き起こそうとしていると非難した。(c)AFP