ノーベル平和賞、6日に最終会合 ガザ和平合意前に決定
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【10月9日 AFP】ノーベル平和賞を授与するノルウェーのノーベル委員会は9日、受賞者を決める最終会合を6日に開いたことを明らかにした。平和賞の発表は10日に行われる。
今回の発言は、イスラエルとイスラム組織ハマスの間で成立した停戦および人質解放の合意が、今年の平和賞の選考に影響を及ぼさないことを意味する。
パレスチナ自治区ガザ地区での2年間にわたる戦闘の終結に向けた大きな一歩とみられるこの合意は、ドナルド・トランプ米大統領の圧力によって成立した。トランプ氏は、自身がノーベル平和賞に値すると繰り返し述べており、最近では「もし賞をもらえなければ、それは米国に対する大きな侮辱だ」と語っていた。
ノーベル委員会エリック・オースハイム氏はAFPに、「委員会の最後の会合は月曜日(6日)に行われた」と述べた。
5人で構成されるノーベル委員会は、通常、発表の数日または数週間前に受賞者を決定し、発表直前に最終会合を開く。
オースハイム氏は「最終調整は月曜日に行われたが、委員会の決定がいつ下されたのかは公表していない」と説明し、受賞者名が発表される10日午前11時(日本時間午後6時)までに追加の会合は予定されていないと述べた。
一部の専門家は、地政学的状況の悪化を理由に今年は平和賞が見送られる可能性を指摘していたが、オースハイム氏は「今年も受賞者がいる」と強調した。
ノーベル賞の専門家で歴史家のアスレ・スベーン氏はAFPに対し、イスラエルとハマスの合意が発表された時点では「すでにノーベル委員会は決定を下しており、2025年の受賞者の選定にはまったく影響を与えない」と述べた。
スベーン氏はまた、「トランプ氏が今年の賞を受賞することはない。私は100%確信している」と述べ、トランプ政権がイスラエルのガザ攻撃を長期にわたり容認し、多額の軍事支援を続けてきた点を指摘した。(c)AFP