【10月8日 AFP】南米ペルーのアマゾンでこのほど、新種の毒ガエルが発見された。体色は鮮やかで、体長はわずか1.5センチという。政府の環境保護機関SERNANP(国家自然保護地域庁)が6日、発表した。

新種のカエルは「ラニトメヤ・フワタ(Ranitomeya hwata)」と名付けられた。SERNANPは発見日については明らかにしていない。

SERNANPによると、このカエルは鮮やかな体色と独特の繁殖行動を持つラニトメヤ属の中で最も小さい種で、オスは1つの繁殖場所に複数のメスを集める特徴があるという。

この小さなカエルは、中南米原産の熱帯性竹(グアドゥア属)の竹林にのみ生息し、雨水のたまる竹の空洞を利用して繁殖する。

新種はペルー東部、ブラジルとの国境近くにあるアルト・プルス国立公園で発見された。

SERNANPは「この発見は、生物多様性や独自の種の避難場所としての保護地域の重要性を示すものだ」とコメントしている。(c)AFP