【10月7日 AFP】インドネシアの人気観光地でホテルにヒョウが迷い込む騒ぎがあった。ヒョウは6日、捕獲されたが、宿泊客は一時、騒然となった。

ヒョウは6日朝、インドネシアで最も人口の多い西ジャワ州の州都バンドンのホテル2階の客室前で目撃された。

ホテルの管理者が消防に通報し、その後、消防が地元の自然保護当局に目撃情報を伝えた。

「麻酔薬を使用し、午前10時頃にヒョウをホテルから連れ出した」と、西ジャワ州自然保護当局の責任者アグス・アリアント氏はAFPに語った。

8月下旬には、ホテルからわずか5キロの場所にある動物園からヒョウが逃げ出したと報告されていた。

アグス氏は、6日に捕獲されたヒョウが同じ個体かどうかを判断するには時間がかかると述べた。

「現在、ヒョウは徐々に意識を取り戻しており、うなり声を上げ始めている」とアグス氏は述べ、ヒョウは保護施設で様子を見る予定だと付け加えた。

インドネシアでは近年、動物園から逃げ出した動物に関する他の事件も発生している。

2021年には、西カリマンタン州シンカワンの動物園で、数日間続いた豪雨により囲いの近くに穴ができ、2頭のベンガルトラが逃げ出した。1頭は射殺され、もう1頭は生け捕りにされたが、47歳の男性飼育員と複数の動物がトラのおりの近くで死んでいるのが発見された。(c)AFP