ロシアのドローンやミサイルに西側部品 ゼレンスキー氏
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【10月7日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日、週末にロシアがウクライナに向けて発射したドローンやミサイルの中に、10万点を超える外国製部品が含まれていたことが分かったと発表した。一部は西側諸国で製造されたものだったという。
「10月5日の夜に行われたウクライナへの大規模な複合攻撃の際、ロシアは10万2785点の外国製部品を含む549の兵器システムを使用した」とゼレンスキー氏は5日の早い時間帯に受けた攻撃について、SNSで明らかにした。
ロシアは同日、ウクライナに対して約500機のドローンと50発以上のミサイルを発射。5人が死亡し、エネルギーインフラが損傷を受けた。犠牲者には、前線から数百キロ離れた西部リビウ地域の住民も含まれていた。
迎撃されたドローンやミサイルの部品は「米国、中国、台湾、英国、ドイツ、スイス、日本、韓国、そしてオランダの企業から来たものだ」とゼレンスキー氏は述べた。
その中にはコンバーター、センサー、マイクロコンピューターが含まれており、ウクライナは関与した者に対する新たな制裁を準備していると警告した。
英国政府はウクライナの非難を「非常に真剣に受け止めている」と述べ、「制裁違反は重大な犯罪であり、大規模な罰金や刑事訴追によって罰せられる」との声明を発表した。(c)AFP