乳児用ミルク搬入も阻止 オーストラリア人医師がガザの恐怖語る
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■子どもたちが最も深刻な影響を受ける
アジズ氏は、最も苦しんでいるのは子どもたちだと語った。
「最も辛いのは、病気で意識を失い、出血している子どもたちだ。家族が誰も生き残っていないことを知りながら、私たちは麻酔をかける」と述べ、「誰が彼らに伝えるのか、誰が面倒を見るのか?」と問いかけた。
一方でアルルブ氏は、イスラエル当局が必需品の搬入を制限していると指摘した。乳児用ミルクや子ども向けの栄養製品も含まれるという。
「乳児用ミルクを持ち込む団体は完全に閉鎖され、その団体の医師は二度とガザに入れないと脅された」とアルルブ氏は語った。「乳児用ミルクの何が恐ろしいのか?」
また、ピーナッツバターや、腸の大手術後に回復する子どもたちに不可欠な総合的栄養補給(TPN)も搬入が阻止され、「ボトルは破壊され、持ち込むことを許されなかった」と説明した。
アルルブ氏は、現地で目撃した光景を「恐ろしい」と表現。「人々は爆発で死亡し、体がバラバラになり、家族全員が消滅するか、重傷を負った一人だけが生き残る」と語った。
同僚の多くも、家族を失い、家や個人の所有物、車も失ったという。「持っていたものはすべて失われ、ガザには生き延びるための何も残されていない」と振り返った。(c)AFP