【10月5日 AFP】(更新)インドネシア東ジャワ州シドアルジョのイスラム寄宿学校で起きた建物倒壊事故による死者が37人に増えた。5日に当局が発表した。

9月29日午後、生徒たちが礼拝に集まっていた最中、建物の一部が突然倒壊した。

国家捜索救助庁は声明で、「日曜日(5日)午前の時点で、収容された被害者は141人。104人は無事で、37人が死亡した」と述べた。また、行方不明者は26人となっている。

発表によると、4日に救助隊ががれきの中から収容した遺体の一部も死者数に含まれているという。

国家災害対策庁の担当者は記者団に対し、救助作業は「約60%」完了していると述べ、早期の終了を目指していると語った。

「われわれの願いは、あすまでにすべてのがれきが撤去され、その中にいる犠牲者のおおよその数を把握すること」と担当者は述べた。

建物の崩壊は非常に激しく、近隣住民によると周辺にまで振動が伝わったという。

倒壊原因は調査中だが、専門家らによると、初期の兆候は建築基準を満たしていない可能性を示唆しているという。(c)AFP