整備だけじゃない…大韓航空が進める戦闘機のアップグレード
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【10月03日 KOREA WAVE】韓国の大韓航空は、約50年にわたる軍用機整備と製造経験をもとに、アジア太平洋地域で最大級の軍用機整備拠点として地位を固めている。これまで韓米両国の軍用機約5500機が同社の整備を手掛けてきた。重整備から性能改良に至るまで確かな技術力が米国防総省や韓国防衛当局に認められている。
大韓航空は1975年、金海空港近くに航空機工場を設立し軍用機整備に参入。1976年には500MDヘリをライセンス生産し韓国軍に納入、1978年にはC-123輸送機やUH-1Hヘリの重整備を受注して本格的な軍需事業を展開した。
その後、F-4ファントムを手始めにF-16、F-15、A-10、CH-53など米軍主力機の重整備を担当し、韓国空軍のF-4、UH-60、P-3C、リンクスなど主要戦力の維持にも関与してきた。さらにエアバスA330を軍用に改造した空中給油機KC-330「シグナス」の整備も手がけ、民航機と軍用機双方に強みを発揮している。
重整備は機体を完全に分解し、新造機同様に組み立て直す高度作業で、一度受託した企業が継続して“主治医”役を担う。大韓航空はこの分野で豊富な実績を積み、同時に軍用機を最新仕様へ改造する性能改良でも実力を示している。
UH-60「ブラックホーク」の大規模改修事業(約8300億ウォン規模)では操縦席デジタル化やエンジン・通信装備改良などを進めており、米空軍F-16戦闘機の寿命延長事業も担当している。既に初号機の追加寿命延長(約20年相当)を成功させており、韓国空軍のF-16延命改修受注にも期待が寄せられる。
また、改修機の最終段階である耐空証明取得でも2012年のP-3C、2018年の電子情報収集機「白頭」改修で実績を持つ。これは防衛事業庁が進める電子戦機(Block-Ⅰ)事業と性格が近く、今後の受注に有利とみられる。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News