英ユダヤ教会堂襲撃事件は「テロ」 、シリア系英国人の容疑者を射殺
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【10月3日 AFP】英マンチェスター北部にあるシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で2日、男が車で突っ込み、刃物で2人を殺害して3人が負傷した襲撃事件について、英当局は「テロ事件」と認定した。2日はユダヤ教の最も神聖な祭日「ヨム・キプール」にあたる。
容疑者は警察に射殺され、その後シリア系英国人と特定された。
「爆発物のように見えるベスト」を容疑者は着用していたが、大マンチェスター警察は同日夜、それが機能しない偽物だったと明らかにした。
また当局によると、事件発生から数時間後には、マンチェスター市内で「30代の男2人と60代の女1人」を「テロ行為の実行、準備、扇動の容疑」で拘束したという。
当局の発表によると、亡くなったのはユダヤ人男性2人で、他に3人が重傷で入院している。
イングランド・プレミアリーグに在籍する二つのサッカークラブや産業史で知られるマンチェスターには、英国最大級のユダヤ人コミュニティーがあり、ユダヤ人政策研究所の調べによると2021年時点では2万8000人が住んでいる。
現場となったシナゴーグは静かな住宅街の中にあり、警察の規制線の周囲には多くの地元住民が集まり、悲しげな様子を見せていた。
マンチェスターでは死亡者が出るテロ事件が過去にも発生しており、2017年には米歌手アリアナ・グランデさんのコンサート終了後に、会場で自爆装置を爆発させる事件が発生して22人が死亡、数百人が負傷している。(c)AFP