光州にあるホテル。作業のための柵が設定されている(c)news1
光州にあるホテル。作業のための柵が設定されている(c)news1

【10月02日 KOREA WAVE】韓国・光州(クァンジュ)の大型ホテルが経営難で営業停止に追い込まれ、10月に結婚式を予定していた新郎新婦が突然「中止」の通知を受けた。

新郎の男性は9月28日、「挙式まで1カ月もない状況で一方的にキャンセルを通告された」と憤り、「人生で最も祝福されるはずの結婚式が崩れ去った。これまで多大な費用と労力をかけて準備してきたのに、どう補償を求めていいのかも分からない」と述べた。

男性によると、通知はホテルからの公式書簡ではなく「結婚式はキャンセルされた」という一通のショートメッセージで通告された。謝罪の言葉すらなかったという。

問題のホテルは、2021年に信託会社を通じて510億ウォン(約54億円)、銀行から200億ウォン(約21億円)の融資を受けて建設。地下5階・地上25階、客室270室で、昨年2月に完成した。

しかしコロナ禍以降も尾を引く利用者減で経営難に陥った。利払いが滞ったため、信託会社は営業禁止の仮処分を申し立て、建物の明け渡しを求めて提訴。今年9月中旬の判決で勝訴した信託会社は先週、強制執行に踏み切り、建物と道路の間に高さ2メートルの擁壁を築いた。

ホテル側は「目前に迫った結婚式だけでもとお願いしたが、一切受け入れられず、無分別な強制執行が進められた」と反発。一方の信託会社は「明け渡し訴訟の判決が出た以上、建物を管理する必要がある。営業禁止の仮処分も下りている。やむを得ない措置だ」と説明している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News