中国が自主開発した先進的な民間用ターボシャフトエンジン
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【10月11日 People’s Daily】「中国航空発動機集団(AECC)」から得た情報によると、中国が自主開発した「AES100エンジン」が生産許可証を取得し、販売契約も締結されたという。これで「AES100エンジン」は、いよいよ設計開発段階から量産段階へと移行した。
このエンジンが、工業化製造能力が耐空性審査で承認され、大規模で安定した生産資格を備えていることが認められたことにより、正式な市場投入と低空域装備の発展に向けての強固な基盤の構築が現実のものとなった。
航空用エンジンは航空機の「心臓」に当たる。「AES100エンジン」は、中国が国際的な耐空性基準に厳格に準拠して独自に開発した初の1000キロワット級の先進的民間用ターボシャフトエンジンである。200余りの重要な技術課題を克服し、安全性が高く、経済性に優れ、メンテナンスが容易で、環境適応性が広いなど、優れた特徴を備えている。
このエンジンは、5~6トン級の双発ヘリコプターや3~4トン級の単発ヘリコプターに搭載可能で「ティルトローター機(垂直/短距離離着陸機)」などの航空機にも応用でき、輸送、観光、巡視、警察、救助活動などの任務に就くことができる。
「中国航空発動機」の専任モデル主任技師で「AES100エンジン」の総設計責任者である李概奇(Li Gaiqi)氏は「今回の生産許可証取得は、中国が先進的な民間ターボシャフトエンジンの自主開発・生産能力を備え、完全な民間用ターボシャフトエンジンのサプライチェーンと産業チェーンを形成したことを示しており、このエンジンの市場規の模拡大、低空域経済へのサービス、一般航空産業の発展支援にとって重要な意義を持つものとなった」と述べている。
「中国航空発動機」は6月5日、「連合飛機集団(United Aircraft)」と「AES100エンジン」の販売契約およびリース契約を締結し、2026年までの納入完了を計画している。「AES100エンジン」は、6トン級ティルトローター無人輸送機「鑭影R6000」の中核動力ユニットとして搭載される予定である。(c)PeopleʼsDaily/AFPBBNews