【10月2日 AFP】ウクライナ政府は1日、ロシアが近隣の変電所を砲撃したことにより、廃炉となったチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所が停電したと発表した。

国際原子力機関(IAEA)によると、この停電が損傷した原子炉を収容する閉じ込め構造物に影響を及ぼしており、現在は非常用ディーゼル発電機が電力を供給しているという。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はフェイスブックに「変電所へのロシアの攻撃により、旧チョルノービリ原子力発電所施設で3時間以上の停電が発生した」と述べ、「この停電には、1986年の爆発後の原子炉4号の残骸や放射性物質・粉塵から環境を保護する『新安全閉じ込め施設(NSC)』も含まれていた」と付け加えた。

ゼレンスキー氏は、ロシアが世界の安全保障に対する脅威であると非難し、「強力な対応」を求めた。

ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所でも8日前から停電が発生しており、ウクライナはこの状況を「危機的」としているものの、ロシアは「制御下にある」と主張している。(c)AFP