自動運転タクシーが違法Uターン 警察、違反切符切れず 米
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【9月30日 AFP】米カリフォルニア州サンブルーノの警察は先週、違法なUターンをする車両を発見し、運転手に違反切符を切ろうとしたが、運転席には誰も乗っていなかった──この車両は自動運転タクシーだった。
警察が停止させたのは、米IT大手アルファベット(Alphabet)傘下の自動運転車開発企業ウェイモ(Waymo)のタクシーで、取り締まることはできなかった。
市警察はSNSへの投稿で「人間の運転手がいなかったため、違反切符を切れなかった」とし、「違反切符には『ロボット』用の欄がない」と述べた。
また、今回のようなケースは「初めて」だと説明し、問題についてウェイモ側と話し合ったことを明らかにした。
ウェイモはAFPに対し、自社の自動運転システムは規則を守るよう設計されているとし、「状況を調査している。継続的な学習と経験を通じて道路の安全性向上に努めている」とコメントした。
ウェイモは、サンフランシスコやロサンゼルスを含む米国の主要都市の一部で、運転手のいないタクシーを運営している。
これらの車両は、さまざまなセンサーを搭載した白いジャガーで、車載のマッピングおよびコンピューティングシステムを使って走行する。
前席が空いていてハンドルがひとりでに回るという不気味さにもかかわらず、利用者には人気がある。(c)AFP