【9月30日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は29日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談し、パレスチナ自治区ガザの戦闘終結に向けた包括的な計画を発表した。

ネタニヤフ氏は支持を表明したが、イスラム組織ハマスが合意しなければ、軍事作戦を「完遂する」と述べた。

20項目の計画は、ガザでの停戦やハマスによる人質の解放、ハマスの武装解除、そしてイスラエル軍の段階的な撤退を求めている。

また、一時的な「国際安定化部隊」の配備と、トランプ氏自身が率いる移行当局の設立が含まれており、他国の指導者も参加するとしている。

計画では、ハマスは将来の政府の役割から排除されるが、「平和共存」に同意した者には恩赦が与えられるとしている。

また、パレスチナ人はガザを離れることを強制されず、イスラエルの撤退後、国境は援助と投資に開放される。

計画を発表したトランプ氏は、ガザでの和平合意が「極めて近い」と述べた。

トランプ氏との共同記者会見でネタニヤフ氏は、「ガザでの戦争を終結させるための計画を支持する」と述べたが、「ハマスが計画を拒否するか、あるいは受け入れるふりをして反対する行動を取るならば、イスラエルは自らの手で仕事を完遂するだろう」と警告した。(c)AFP