【9月29日 AFP】ロシア当局は29日、首都モスクワ郊外へのウクライナの無人機攻撃で火災が発生し、子どもと高齢女性が死亡したと発表した。

モスクワ州のアンドレイ・ボロビヨフ知事はテレグラムで「昨晩、防空部隊が首都モスクワの南東に位置するボスクレセンスクとコロムナの2都市で4機のドローンを撃墜した」とし、「残念ながら、ボスクレセンスクで民家が火災に見舞われ、76歳の女性と6歳の孫が死亡した」と述べた。

ボロビヨフ氏によると、ボスクレセンスクでは他にも複数の建物が損傷を受けたという。

ロシア国防省は、84機のウクライナの無人機が「夜間、防空警戒システムによって迎撃され、破壊された」と発表した。この前日には、ロシアによるウクライナへの大規模な無人機とミサイル攻撃が12時間続き、首都キーウで少なくとも4人が死亡した。

ウクライナ側は、その夜に595機の無人機と48発のミサイルが飛来し、そのほとんどが防空部隊により撃墜されたと明らかにした。(c)AFP