【9月29日 AFP】(更新)米ミシガン州グランドブランにある末日聖徒イエス・キリスト教(通称モルモン教)の教会で、28日に銃撃事件が発生し、少なくとも4人が死亡し、8人が負傷したと当局が発表した。容疑者は現場で警官に射殺されている。

ミシガン州警察によると、容疑者は車で教会に突入した後、アサルトライフルを発砲し、さらに建物に火を放った。

地元警察の署長は、通報から8分後に容疑者を駐車場で射殺したと述べている。

署長によると、すでに発表されていた被害者2人に加え、焼失した教会のがれきの中から2人の遺体が発見された。捜索活動は継続されている。

負傷者8人のうち1人が重体となっているが、他の7人については安定しているという。

隣町バートンでは、容疑者の自宅前に多数の警官が集まっている様子をAFPの記者が確認した。署長は容疑者をトーマス・ジェイコブ・サンフォード(40)と特定している。動機については言及されていない。

事件現場の教会はほぼ全焼した様子が報じられており、署長によると、事件発生時には数百人が教会内にいた。

ドナルド・トランプ米大統領は、事件が「国家的な暴力の流行」の一部だとし、「米国におけるキリスト教徒への新たな標的型攻撃だ」と述べた。(c)AFP