ロシアがウクライナに大規模攻撃 キーウで4人死亡
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【9月29日 AFP】ウクライナ当局は28日、ウクライナ各地でロシア軍による大規模なドローンとミサイル攻撃が12時間続いたと発表した。首都キーウでは12歳の少女を含む4人が死亡した。
隣国ポーランドは、この攻撃を受けて自国の領空防衛のため戦闘機を緊急発進させた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、今回の大規模攻撃を、ロシアが戦闘と殺戮(さつりく)を今後も継続する意志表示だと強く非難し、「世界から最も厳しい圧力を受けるに値する」と述べた。
ロシアの攻撃を受けて、ゼレンスキー氏は北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長および北欧諸国の首脳と電話会談を行った。
ウクライナ外務省は、住宅に加えて心臓病センターや幼稚園などが全国で攻撃されたと発表した。ロシアは軍事目標のみを攻撃したと主張している。
ウクライナ軍によると、595機のドローンと48発のミサイルが飛来し、そのほとんどが防空システムによって撃墜されたが、31機のドローンと5発のミサイルがシステムを突破したと述べた。
当局によると、キーウで4人が死亡したほか、ザポリージャやオデーサ、スムイ、チェルカスイ、ミコライウ地域で多数の負傷者が出た。(c)AFP
