【9月28日 AFP】ロードレース世界選手権、第17戦日本GPは28日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケス(スペイン)は2位でフィニッシュし、6年ぶり通算7度目の総合優勝を果たした。レースはチームメートのフランチェスコ・バニャイア(イタリア)が制した。

今季好調ぶりを披露していたマルケスはシーズン5戦を残してタイトルを獲得し、圧倒的な力を強調した。

総合争いで2位につけるBK8グレシーニ所属の弟アレックス・マルケス(スペイン)がどの順位でフィニッシュしようと、マルケスは1位か2位でチェッカーフラッグを受ければ王座奪還という状況だった。

フィニッシュを迎えたマルケスは両腕を挙げると、湧き上がる達成感の中で泣き叫んだ。

2020年に右腕を骨折した後、一時は引退も考えていたマルケスは、「言葉にするのは不可能だ」「ただこの瞬間を楽しみたい。本当に難しかった」「自分がどうやってこれを成し遂げたのか、自分自身に感心している」と涙をこらえながら話した。(c)AFP