ロシアとベラルーシの資格停止処分を解除、国際パラ委員会
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【9月27日 AFP】国際パラリンピック委員会(IPC)は27日、2022年のウクライナへの全面侵攻により課していたロシアとベラルーシへの資格停止処分を解除する決定を下した。
この決定は韓国ソウルで開催されたIPC総会で採択されたもので、来年行われるミラノ・コルティナダンペッツォ冬季パラリンピックで、両国選手が自国の旗の下で競技に臨む道が開かれることになる。
ただし、冬季プログラムのパラアルペンスキー、パラクロスカントリースキー、パラスノーボード、パラバイアスロン、パラアイスホッケー、車いすカーリングの6競技に出場できる国の決定は、これまでロシアとベラルーシの選手に対する出場禁止措置を維持してきた各国際競技連盟によって管理されている。出場のために各選手は、2025-26シーズンの有効なライセンスを各競技連盟から取得している必要がある。
ロシアパラリンピック委員会はこの決定を歓迎し、「公平な判断」であり「国籍や政治的理由による差別なく、選手の権利が保護されるべき姿の模範」と評した。
両国への一部資格停止措置は2023年に決定され、2024年のパリ・パラリンピックでは、ロシアとベラルーシの選手は厳格な条件の中、中立旗の下で大会出場が認められていた。
国際オリンピック委員会(IOC)は先週、厳格な条件を満たした場合に限り、ロシアとベラルーシの選手が、中立の立場でミラノ冬季五輪に出場可能になると発表していた。(c)AFP