【9月25日 AFP】国連総会での演説を控えるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は25日、パレスチナ国家を承認した各国の指導者を非難した。米ホワイトハウスでの会談と国連総会での演説のため、米国に向かう前にベングリオン空港で声明を発表した。

26日に国連総会で演説する予定のネタニヤフ氏は「国連総会で語るのは、イスラエル市民の真実、イスラエル兵士の真実、わが国の真実だ」と述べた。さらに「殺人者、性的暴行犯、子どもに危害を加える者を非難する代わりに、彼ら(パレスチナ)にイスラエルの中心部に国家を与えようとする指導者を私は非難する。これは決して起こらない」と語った。

ネタニヤフ氏は24日、英国やフランスなどによる最近のパレスチナ国家承認の動きについて、「イスラエルを何ら義務付けるものではない」とし、「一部指導者がパレスチナのテロに屈服した恥ずべき行為だ」と批判した。

また、米国のドナルド・トランプ大統領との4回目の会談を予定しているとし、「勝利がもたらした大きな機会や、人質の奪還、ハマスの打倒、開かれた平和の輪の拡大といった戦争の目標を達成する必要性について話し合う」と述べた。(c)AFP