「助けて」に即応…サーフボードで2メートルの波を突破、観光客救助した韓国の警察官
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【09月24日 KOREA WAVE】韓国済州道西帰浦の海水浴場で9月20日朝、20代の男性観光客が沖合で波に流され、溺れる危険にさらされたが、趣味でサーフィンをしていた警察官がサーフボードを借りて出動し、無事救助した。
済州警察庁によると、20日午前8時54分ごろ、海水浴中の観光客が海岸から約200〜300メートル沖に流され、「助けてほしい」と叫んでいるとの通報が寄せられた。
現場に先行して到着した西帰浦警察署の派出所警察官(39)は、時間が経てば命の危険があると判断。近隣の業者からサーフボードを借り受けた。日頃からサーフィンを楽しんでいた経験を生かし、2メートル級の荒波の中に迷わず飛び込み、観光客をボードに引き上げた後、救助隊のロープで固定し、搬送を助けた。
男性観光客は救助時に脱力状態で低体温症の症状も見られたが、応急処置を受けて回復したという。
警察官は「普段からサーフィンで波や潮流を理解していたため、確信を持って救助に臨めた。体が先に動いた。これからも体力と精神を鍛え、市民が危険に陥った際には迷わず生命と安全を守れるよう全力を尽くしたい」と語った。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News