2025年8月、新型駆逐艦「崔賢」号を視察する北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記=労働新聞(c)KOREA WAVE
2025年8月、新型駆逐艦「崔賢」号を視察する北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記=労働新聞(c)KOREA WAVE

【09月22日 KOREA WAVE】北朝鮮が2023年以降、核戦力だけでなく在来戦力の近代化にも力を入れている。ただ、短期間で韓国との戦力格差を縮めるのは難しいとの分析が出た。

峨山(アサン)政策研究院のチャ・ドゥヒョン副院長は9月18日に発表した報告書「最近の北朝鮮の在来軍事力建設と東アジア安保構図への影響」で、北朝鮮の動きを「当初は無人機や偵察衛星に集中していたが、2023年以降は投資対象を大幅に拡大している」と指摘した。

具体例として▽2023年9月:初の戦術核攻撃潜水艦「金君玉英雄艦」進水▽2024年3月:新型戦車「天馬-2号」公開▽2025年3月:原子力推進戦略誘導弾潜水艦公開▽2025年4~5月:5000トン級新型駆逐艦「崔賢号」「姜健号」公開――などを挙げた。

ただ、チャ・ドゥヒョン氏は「北朝鮮製の新型兵器が実際に性能を発揮できるかは不明」とみる。戦車の能動防護システムや誘導弾機能、駆逐艦のミサイル搭載能力やレーダーシステムも「外観では近代的に見えるが、実際に搭載されているか確認されていない」と懐疑的に評価した。

さらに「北朝鮮が新兵器を実戦配備できる財源を確保できるかも疑問であり、1~2年で韓国軍の質的優位を覆すのは難しい」と分析した。

一方で北朝鮮が在来戦力の増強を進める理由については「核兵器の実戦使用態勢を誇示し、遠洋作戦艦隊の建設を掲げて国際社会で存在感を強調するため」と解説する。「米中戦略競争や大国間の駆け引きで自らの交渉カード価値を高め、対露・対中・対米交渉での立場を強化する狙いがある」と指摘した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News