【9月21日 AFP】ロシアで20日、国際音楽コンテスト「インタービジョン」が復活し、20か国以上のアーティストが参加した。欧州国別対抗歌謡祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」へのロシアの参加が禁止されたことを受けて開かれたイベントで、ロシアはユーロビジョンを「退廃的」と批判し、対抗馬として推し進めていた。

旧ソビエト時代に初めて開催された「インタービジョン」は、ウラジーミル・プーチン大統領の命令で2月に復活が発表され、モスクワ近郊のアリーナで開催された。優勝はベトナムの歌手ドゥク・フックさんが獲得した。

プーチン氏は、ブラジル、インド、中国などの同盟国を含む各国参加者へのビデオメッセージで「伝統的価値観と異文化の尊重」というコンテストの「主要テーマ」を称賛し、「今日、インタービジョンは第二の風を集めつつ、伝統に忠実であり続けている」と述べた。

各国の出演者は母国語で歌った。主催者は「ユーロビジョンではほとんどの曲が英語で歌われるのとは異なる」と強調。また、参加国の総人口は43億人で世界の総人口の半分以上に当たるとし、「もし3人に1人、あるいは4人に1人が視聴すれば、前例のない規模の視聴者数になるだろう」と開催前に語っていた。

当初は、米国を含む23か国が参加予定だったが、米国代表として出場予定だったオーストラリア出身のポップ歌手Vassyは、オーストラリア政府からの「強い政治的圧力」で直前に出場を取りやめた。審査員団には、元ディープ・パープルの米ミュージシャン、ジョー・リン・ターナーさんも名を連ねた。

EU加盟国からの参加はなかった。(c)AFP