ボリビア、16~17歳との結婚も完全に不可能に 抜け穴ふさぐ
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【9月19日 AFP】南米ボリビアの議会は、18歳未満の未成年との結婚およびシビルユニオンを禁止する法案を可決した。
2014年の法律で、結婚できる年齢は18歳からと定められたが、16歳と17歳は、両親または保護者の同意があれば例外として結婚できる。
ボリビアのオンブズマン事務所によると、2014~2023年に、未成年との婚姻が4800組登録されている。
下院は17日、この抜け穴をふさぐ修正案を可決した。4月に上院を通過しており、大統領の署名を経て成立・公布される予定。
法案の起草者であるバージニア・ベラスコ上院議員はプレスリリースで、「これは単なる法律ではない。10代の少女たちが結婚を強制されたり、学校中退を余儀なくされたり、本来負うべきではない責任を負わされることがなくなるという約束だ」と述べた。
さらに、未成年との結婚を登録した公務員は起訴され、4年以下の拘禁刑を科される可能性があると付け加えた。
子どもの権利保護を訴える国際非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン」によると、ボリビアでは2014年、3万2300人の少女が15歳未満で結婚した。
ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)によると、コロンビア、ペルー、エクアドル、エルサルバドルを含む中南米13か国で児童婚が禁止されている。(c)AFP