【9月18日 AFP】英国への2度目の国賓訪問となったドナルド・トランプ米大統領は17日、ウィンザー城での豪華な国賓晩さん会に招かれた。

反トランプのスローガンを叫ぶ数千人のデモ隊から隔離された厳重な警備の中、大統領夫妻は、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の案内を受け、チャールズ国王とカミラ王妃からの出迎えを受けた。

その後大統領と王族は馬車に乗り城内をパレードするなどし、さらに壮麗な儀式が展開された。

約160人が招待された華やかな晩さん会は、儀式や壮麗さを好むトランプ氏の性格に合わせて演出されたもので、チャールズ国王はトランプ氏の「平和を追求する個人的な献身」を称賛した。

トランプ氏は今回の訪問を「人生で最も名誉ある出来事のひとつ」と述べ、英国と米国の関係を「一つの和音の中の二つの音符。それぞれが美しいが、本来一緒に奏でられるべきもの」と表現した。

英国政府は、国際的な危機が続く中で予測不能なトランプ氏を味方につけようと最大限のもてなしをしているが、今回の訪問はすべて非公開で行われており、英国民から遠ざけられている。

ロンドン中心部では約5000人がパレスチナの旗を振り、「移民歓迎、トランプは歓迎せず」などといったスローガンを掲げて行進した。(c)AFP