中国、NZが空港で中国人に「嫌がらせ」と非難
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【9月17日 AFP】在ニュージーランド中国大使館は16日夜、ニュージーランドの空港で中国人が電子機器を押収されるなどの「嫌がらせ」を受けているとして、ニュージーランド政府に苦情を申し立てたと発表した。
同大使館は、「ニュージーランドの空港で乗り継ぎ中の中国国民の男性が、ニュージーランドの治安・情報機関の職員から理由もなく嫌がらせと尋問を受けた」「男性の携帯情報端末複数が押収され、一部は返却されていない」と述べた。
さらに、「中国国民がニュージーランドへの入国または乗り継ぎ中に同様の嫌がらせを受けた報告事例が複数ある」と主張。
「中国国民が不当な行為と嫌がらせを経験したことを遺憾に思う」と述べ、「このような違法行為を直ちに停止する」よう要求した。
同大使館はニュージーランド外務省に苦情を申し立て、「さらなる対応を行う権利を留保する」と警告した。
これに対しニュージーランドは、入国者全員が法律と規則、特に「国家安全保障と国境警備」に関する法律と規則を順守しなければならないと反論。
ニュージーランド外務省は、「これらの法律と規則は出身国にかかわらず、差別なく適用される」「これらの点は中国大使館に伝えてある」と述べた。
ニュージーランドの情報機関は、同国が講じた措置はすべて「法律に準拠」していると述べた。(c)AFP