900人の観光客が足止め マチュピチュでデモ
このニュースをシェア
【9月17日 AFP】南米ペルーの当局は16日、観光名所、古代インカ帝国の城塞(じょうさい)都市マチュピチュ遺跡で、地元住民による抗議の影響により、千人近くの観光客が足止めされていると発表した。
住民の一部は、マチュピチュの麓にある駅から遺跡まで観光客を運ぶバスの路線に関して、地元の利益に応える新しいバス会社を設立するよう求め、丸太や石で鉄道の線路を封鎖した。
当局は、駅から約1400人の観光客を一晩で避難させたが、残り900人は足止めされた状態だという。観光客の国籍などは発表されていない。
警察によると、線路の封鎖を解除しようとする際、抗議する住民と衝突し、14人の警官が負傷した。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているマチュピチュには1日平均4000人以上の観光客が訪れる。(c)AFP