【9月15日 AFP】中国当局は15日、米半導体大手エヌビディアが国内の独占禁止法に違反していたことが調査で判明したと発表した。スペイン・マドリードで行われている米中貿易協議の2日目が始まった直後の発表で、今後さらに調査を行うとした。

調査は昨年12月に開始されていた。国家市場監督管理総局(SAMR)は「これまでの予備調査の結果、エヌビディア社が中華人民共和国の独占禁止法に違反していることが判明した」と声明で発表。「法に基づき、今後さらに詳細な調査を行うことを決定した」と付け加えた。

声明では、エヌビディアの具体的な法的違反内容や、今後の調査の詳細には言及していない。

米カリフォルニア州に拠点を置くエヌビディアは先月、決算を発表したが、中国での事業に関する懸念が指摘された。米中間の貿易や地政学的な緊張が高まる中、中国での事業は米国内でも注目されている。(c)AFP