【9月13日 AFP】コロンビア憲法裁判所は12日、インスタグラムアカウントを停止したことでポルノ女優の表現の自由を侵害したとして、米IT大手メタ(旧フェイスブック)にプライバシーポリシーの変更を命じた。

エスペランサ・ゴメス氏はコロンビアで最も有名なポルノ女優の一人で、インスタグラムで500万人以上のフォロワーを持つ。

仕事の一環として下着姿の自分の写真をインスタグラムに投稿していたが、明確な説明もなくアカウントを停止され、仕事に影響が出たと主張した。

これに対しメタは、ゴメス氏がプラットフォームのヌードに関する規則に違反したと主張した。

だが、憲法裁は、メタによるゴメス氏のアカウント停止は「恣意(しい)的」であり、「彼女の表現の自由を不当に制限した」と判断した。

憲法裁は、メタが「ヌードと性的サービスに関するポリシーを一貫性なく適用していた」として、ゴメス氏と同様のコンテンツを投稿している他のアカウントが停止されずアクティブである点を指摘した。

憲法裁はメタに対し「ユーザーがモデレーションの決定に異議を申し立てる仕組みを明確に認識できるよう、インスタグラムの利用規約とプライバシーポリシーを見直し、調整する」よう命じた。(c)AFP