【9月13日 AFP】イスラエルは12日、イスラム組織ハマスを抜きにしたパレスチナ国家を支持する文書を採択した国連(UN)総会の宣言を「恥ずべきもの」と非難し、ハマスの戦争継続を助長するものだと述べた。

国連総会は、ハマスの関与なく、イスラエルとパレスチナの間での2国家解決に新たな息吹を吹き込むことを目的とした、「ニューヨーク宣言」を支持した。

これを受けてイスラエル外務省のオレン・マーモスタイン報道官はX(旧ツイッター)で、「イスラエルはこの宣言を完全に拒否する」とし、国連総会が「現実から乖離(かいり)した政治的サーカス」になっている証拠だと述べた。

「ハマスが人質の返還と武装解除を拒否していることにより、戦争が続いているという単純な事実に言及すらされていない」としたマーモスタイン氏は、「この決議は平和的解決を促進するものではなく、むしろハマスに戦争継続を促すものだ」と続けた。(c)AFP