【9月19日  People’s Daily】北京市から車で河北省(Henan)唐山市(Tangshan)曹妃甸区へ向かう途中、海岸沿いの道路を走ると、巨大な「風車」がそびえ立つ光景が広がる。青空と青い海を背景に、真っ白な巨大なブレードが絶え間なく回転し、無数の風力発電ユニットが休むことなく稼働を続けている。

今年第1四半期、中国の風力発電と太陽光発電の設備容量は14億8200万キロワットに達し、歴史的に初めて火力発電設備容量を上回り、意義ある四半期となった。

今後、新規設備の急速な増加に伴い、風力・太陽光発電の設備が火力を常に上回り続けるだろう。一枚一枚の巨大なブレードは、中国のエネルギー構造が大きく転換しつつあることを物語っている。
 
かつては誰にも注目されなかったニッチな分野からイノベーションが次々に生まれる価値の宝庫への変化、核心技術で他国に依存した状態から関連設備や部品の輸出シェア世界一への変化、このような風力・太陽光発電産業の「逆転劇」から、我々は何を読み取れるだろうか。

まず、着実な努力を重んじる意志の力が見える。長い時間軸で観察すると、風力発電と太陽光発電産業の「逆転劇」は、まさに中国がエネルギー革命を着実に推進してきた生きた縮図だといえる。クリーンで低炭素、安全で高効率なエネルギー体系の加速的な構築は、中国のエネルギー革命の主要な攻略目標だ。太陽光発電の「先導的な基地」の建設と新エネルギー大規模基地の開発、新技術の実証応用、技術・製品の迅速な世代交代とアップグレード、再生可能エネルギーの電力価格・消費保証・市場配分の動的な改善など、一歩一歩着実な現実的な行動が「クリーンエネルギー産業」を現代化された産業システムの新たな支柱へと成長させた。

次に、イノベーションとブレークスルーを追求する姿勢が見える。 エネルギー転換の扉を開く「金の鍵」はイノベーションだ。近年、中国は風力・太陽光発電分野で世界記録を頻繁に更新してきたが、その背景には材料、設計、技術など全方位的なイノベーションがある。世界最大級の26メガワット洋上風力発電ユニットでは、3万点以上の部品の100%国産化を実現し、重要部分の技術はいずれも世界最先端レベルに達している。

世界最長の風力発電用ブレードを製造し、60階建てのビルの高さに相当する世界一の高さの陸上風力タワーを建設した。

「全ペロブスカイト積層型太陽電池」は、光電変換効率28.2%という世界新記録を樹立した。

まさにイノベーションが、風力発電と太陽光発電の絶え間ないブレークスルーを可能にし、グリーン発展の原動力を途切れることなく供給している。

さらに、世界に貢献する広い視野と意志が見える。エネルギー安全保障の維持と気候変動への対応は、世界共通の課題である。また、エネルギーのグリーン・低炭素転換の加速と持続可能な発展の促進は、全世界共通のチャンスでもある。

世界最大かつ最も完全な新エネルギー産業チェーンの構築から、太陽光パネルモジュールや風力発電設備の「海外展開」まで、クリーンエネルギー技術の普及推進まで、また世界のクリーンエネルギー産業チェーンへの積極的な参画まで、世界のグリーン発展の確固たる「行動派」であり重要な「貢献者」として、中国はグリーン・低炭素発展を推進するに当たり、常に「行いは言葉に勝る」を実践してきた。

現在、中国は100以上の国と地域とグリーンエネルギー事業で協力関係にある。数多くの象徴的なエネルギー事業や民生に利益をもたらす「小規模ながらも素晴らしい」事業が世界中の至る所で輝きを放っている。

風力発電と太陽光発電の「逆転劇」が反映しているのは、エネルギー転換を推進する中国自身の確固たる持続的な行動だけでなく、世界のグリーン転換を促進しようとする中国の広い視野と意志なのだ。

自国を発展させると同時に世界にも恩恵をもたらすこと、これが中国のエネルギーにおける「緑色(グリーン)」含有率の絶え間ない上昇の根本的な理由である。

中国との貿易促進を目的とした英国の民間組織「48グループクラブ(The 48 Group Club)」のジャック・ペリー(Jack Perry)会長は「中国が再生可能エネルギーなどの分野で有する専門知識は、现代化を推進中の他の発展途上国に希望をもたらすものだ」と考えている。

米国のシンクタンク「ブルッキングス研究所(Brookings Institution)」のウェブサイトは「中国が非化石エネルギー、クリーン交通、グリーンファイナンスなどの分野で世界的なリーダーであり、『世界最大の希望』である」という記事を掲載した。

中国は今、世界の希望を支えている。あの回転するブレードがもたらすのは、強力な電力だけではなく、持続可能な発展という輝かしい未来なのだ。(c)PeopleʼsDaily/AFPBBNews