中国のAI特許数、世界の60%を占める
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【9月12日 東方新報】国家発展改革委員会党組成員兼中国国家データ局の劉烈宏(Liu Liehong)局長は8月14日、国務院新聞弁公室が主催した「『第14次五か年計画』の高品質な達成」をテーマとする記者会見で、中国の人工知能(AI)総合実力が体系的かつ総合的に向上し、AI関連特許数が世界全体の60%を占めるまでになったと発表した。ヒューマノイド(人型)ロボットやスマート端末などの分野でも継続的な技術的進展が見られるという。
劉氏は、これまで業界で「芯(チップ)が不足し、魂(OS)に欠ける」とよく言われてきたことが、中国がハイエンドチップやオペレーティングシステムなどの分野で自立性に欠けていた状況を象徴的に表していたと指摘。しかし、長年にわたる不断の努力の結果、デジタル分野で重要な核心技術のブレークスルーを達成し、こうした問題は徐々に解決されつつあると説明した。
具体的な成果として、集積回路産業では設計、製造、パッケージングテスト、材料から装置に至るまでの完全なサプライチェーンが形成されつつある。国産OSも急速に成長しており、華為技術(ファーウェイ、Huawei)のHarmonyOSシステムを例にとると、エコシステムに接続するデバイス総数は11億9000万台を突破。スマートフォンや自動車、家電製品など1200種類以上の製品に「スマート中枢」を提供している。
AI分野では、中国の総合的な技術力が飛躍的に向上し、世界のAI関連特許の60%を中国が占めるまでに成長。ヒューマノイドロボットやスマート端末などの分野でも、継続的に技術的ブレークスルーが達成されているという。(c)東方新報/AFPBB News