SNS禁止令解除後も抗議デモ継続、ネパール首相辞任で混乱
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【9月9日 AFP】ネパールのK・P・シャルマ・オリ首相が9日、SNS禁止令の解除や汚職撲滅への取り組みを求める抗議デモで少なくとも19人が死亡したことを受け、辞任を表明した。
オリ首相は、「政治的解決と諸問題の解消に向けて、本日付で首相の職を辞任した」とラム・チャンドラ・ポーデル大統領への書簡で述べた。
8日に始まった抗議デモではこれまでに19人が死亡。事態の深刻化を受け、政府は9日にSNS禁止令を解除したが、抗議デモは収まらず、一部デモ隊が議会施設に侵入して主要な建物に放火した。事務局の関係者は「数百人が議会区域に侵入し、中央の建物に放火した」とAFPに語った。
国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルは、デモ参加者に実弾が使用されたと指摘し、国連は迅速かつ透明な調査を求めた。(c)AFP