カバがボート転覆させ11人行方不明、コートジボワール
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【9月7日 AFP】コートジボワール南西部で、カバがボートを転覆させて子どもを含む11人が行方不明になっていると、同国政府の閣僚が発表した。
国民統合・連帯担当相のレグボ・ミス・ベルモンデ・ドゴ氏は、自身のフェイスブックページへの投稿で、行方不明者には女性や女児、そして赤ん坊が含まれていると述べた。
事故は金曜日にビュヨーという町の近くを流れるササンドラ川で発生。エンジンがついたカヌーのような細長いボートを、カバがひっくり返したという。
3人が救助されたものの、ドゴ氏は「行方不明者を見つけるための捜索が続いている」と記している。
2022年にコートジボワールの大学研究者が発表した調査によると、同国で人間との接触によって死傷事故を引き起こす動物として、カバが最も多く報告されている。
国内には推定500頭のカバが生息しており、主に南部のササンドラ川やバンダマ川などの水系に分布している。
コートジボワールでは、手作りの細長いボートが水辺のコミュニティー間の移動手段として広く使われているが、しばしば乗客や荷物の過積載があり、事故が頻発している。
今年4月には、アビジャン近郊のラグーンでボートが転覆し、十数人の子どもや若者が溺死している。(c)AFP