【9月5日 AFP】サッカーのイングランド・プレミアリーグを制したリバプールの優勝パレードに集まった群衆に、車で突っ込んだとして訴追されたポール・ドイル被告(53)が4日、31件の罪状について無罪を主張した。

元英国海兵隊員のドイル被告は、リバプール刑事法院にビデオリンク方式で出廷し、罪状認否で生後半年から77歳までの29人の被害者に関する罪を否認した。

同市内出身のドイル被告は、危険運転や故意による重傷害、重傷害未遂、そして治安妨害の罪などで訴追されている。

世界的な名声を誇るサッカークラブであるリバプールのサポーターたちは今年5月26日、クラブの通算20回目となるトップリーグ制覇を祝うために市街に繰り出していたが、歓喜のシーンは恐怖に変わった。

マージーサイド警察によると、ドイル被告は群衆に車で突っ込み、134人が負傷した。

暫定の公判期日は11月24日に設定されており、公判は3~4週間にわたり行われる見込みとなっている。(c)AFP