クロヒョウを違法飼育、仏カップルに執行猶予付き拘禁刑 逃げ出して騒動に
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【9月5日 AFP】2019年9月にフランス北部で飼いクロヒョウの「ルイーズ」が近所の屋根の上をうろついているところを目撃されパニックを引き起こした事件で、北部リールの裁判所は4日、飼い主のカップルに対し、野生動物を違法に飼育した罪で執行猶予付きの拘禁刑を言い渡した。カップルは、ルイーズをわが子のように思っていると主張していた。
当時生後数か月で体重25~30キロだったルイーズは、カップルが住むアパートの窓から逃げ出し、近所の屋根の家をうろついているところを見つかった。
当局は、ルイーズが家の中に入ったところを、麻酔ダーツで眠らせて捕獲した。
ルイーズが外をうろついていた間、人を負傷させたとの報告はない。
裁判所は、カップルのうち41歳の男に拘禁1年6月(執行猶予付き)と罰金1万ユーロ(約173万円)、5年間の動物飼育禁止を言い渡した。
41歳の女には、拘禁4月(執行猶予付き)と2年間の動物飼育禁止を言い渡した。
訴訟参加した動物愛護団体の弁護士、グラジエラ・ドーデ氏は、ルイーズの飼育は「種の密売に等しい」と主張した。
別の動物愛護団体を代表するグザビエ・バケ氏は、動物虐待と呼び、飼育下ではルイーズの「生理的欲求」を満たすことができないと主張した。
飼い主の男は2019年、日刊紙ラ・ボワ・デュ・ノールに対し、もはやルイーズをヒョウとは見なしていないと主張。
「彼女(ルイーズ)はまるで、ただ抱っこされたいだけの、大きくて愛らしい赤ちゃんのようだった」と語った。
男は法廷で、ルイーズは旅行仲間から2500ユーロ(現在のレートで約43万円)で購入したと述べた。
検察は法廷で、男は窃盗、暴力、麻薬取引、そしてサルの違法飼育の前科があると述べた。
ルイーズは現在、アキラと改名され、オランダにある「Stichting Leeuw(ライオン財団)」の大型ネコ科動物保護区で、飼育員のウェンディ・カーステン氏によると、元気に暮らしているという。
カーステン氏は、「アキラは遊び好きなとても楽しい子で、隣のヒョウともフェンス越しに仲良く遊んでいる」と語った。(c)AFP