【9月5日 AFP】(更新)米ホワイトハウスは4日、ドナルド・トランプ米大統領が国防総省の名称を「戦争省(Department of War)」に変更する大統領令に署名すると発表した。

ホワイトハウスの文書によると、国防総省の正式名称は法律で定められているため、トランプ氏は同省の「通称」として「戦争省」の使用を認める大統領令に署名する予定だ。

この名称変更は「即応態勢と決意のより強いメッセージを伝える」ものだという。

トランプ氏はここ数週間、国防総省の名称が「防御的」すぎるとして、戦争省への名称変更を希望していると繰り返し述べていた。

トランプ氏は8月25日、記者団に対し、「戦争省はわが国が第1次世界大戦、第2次世界大戦、そしてあらゆる戦争に勝利した時の名称だった」と述べた。

米独立初期の1789年に設立された同名の戦争省は、歴史的に米陸軍を管轄してきた。

第2次世界大戦後の政府再編により、戦争省は海軍、空軍と共に統合された国家軍政省の傘下となった、国家軍政省は1949年、国防総省と改称された。

ホワイトハウスの文書によると、トランプ氏の大統領令は「戦争長官に対し、同省の恒久的な改名に必要な立法措置および行政措置を含む措置を勧告するよう指示する」ものだが、当局者は「公式文書、公的なコミュニケーション、儀式の場、そして行政府内の非法定文書において通称を使用する」ことが認められるという。(c)AFP