【09月04日 KOREA WAVE】
ソウル・龍山の教団本部ロビーに掲げられたハン・ハクチャ総裁とムン・ソンミョン(文鮮明)氏の写真(c)news1
ソウル・龍山の教団本部ロビーに掲げられたハン・ハクチャ総裁とムン・ソンミョン(文鮮明)氏の写真(c)news1

韓国の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁が、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏をめぐる疑惑を捜査中の特別検察官チームから出頭を求められたことを受け、元検察高官らで構成される弁護団を組織した。

法曹界によると、ハン・ハクチャ総裁は最近、元大統領府民情首席秘書官で、かつて大検察庁中央捜査部やソウル中央地検特捜部で要職を歴任したオ・グァンス氏を弁護人に選任した。オ・グァンス氏は「特捜通」とされる人物で、清州地検長や大邱地検を経て退官後、現在は大手法律事務所の代表弁護士を務めている。オ・グァンス氏はイ・ジェミョン(李在明)大統領と司法研修院18期の同期であり、現政権の初代民情首席に就任したが、検事時代の資産疑惑が浮上しわずか5日で辞任した経歴がある。

さらに、イ・ジェミョン大統領の2018年の公職選挙法違反事件で弁護を担当した元水原地検長もハン・ハクチャ総裁側に法的助言をしているとされる。こうした人選は、特検チームによる出頭要請への対応を強化する狙いとみられる。

特検チームは、ハン・ハクチャ総裁に対し、9月8日に被疑者として出頭し取り調べを受けるよう通知した。ただし、ハン・ハクチャ総裁側は出頭するかどうかをまだ決定していない。

ハン・ハクチャ総裁は2022年1月、教団の利害に関する要望を伝えるため、ユン・ヨンホ元世界本部長を通じて、与党「国民の力」のクォン・ソンドン(権性東)議員に1億ウォンを渡したとの疑惑を受けている。特検チームは起訴状で、教団が後継問題や巨額資産をめぐる訴訟など財政難を抱える中、大統領選前からユン・ソンニョル氏の当選を支援したと明記した。

一方でハン・ハクチャ総裁は8月31日の礼拝で「違法な政治的働きかけや金銭の授受を指示したことはない」と初めて公式に反論した。教団も9月1日に声明を出し、「ハン・ハクチャ総裁は特定候補を支持すると発言したことはなく、不正な資金取引や依頼、贈答を承認した事実もない」として、疑惑を全面的に否定した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News