バイオ冷え込みに一手…韓国・製薬業界主導の「戦略的支援ファンド」始動
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【09月02日 KOREA WAVE】韓国革新医薬品コンソーシアム(KIMCo財団)は、製薬企業と手を組みオープンイノベーション・ファンドを組成し、低迷する製薬・バイオ投資市場に共生型成長戦略を提示する。
KIMCo財団は「ユアンタインベストメント(Yuanta Investment)」と共同で、韓国ベンチャー投資が主管する「2025年スタートアップコリアファンド」の最終運用会社(GP)に選定されたと発表した。
総額157億ウォン規模で結成される今回のベンチャー投資組合は、15の国内製薬会社と韓国製薬バイオ協会が民間出資者として参加する、韓国初の製薬会社連合出資型バイオ特化ファンド。さらに、母胎ファンド(モテファンド)が特別出資者として参加し、官民協力の構造を備えている。
このファンドは、投資の冷え込みが続く中で困難に直面しているバイオベンチャーを支援しようと、製薬会社が主導的に初期のバイオベンチャーを発掘・育成するという業界の意向でスタートした。単なる資金支援にとどまらず、参加する製薬会社との戦略的協業や連携を通じて有望技術の事業化可能性を高め、バイオエコシステムの革新を実質的に牽引することを目指してファンドが組成された。
共同運用会社に選ばれたKIMCo財団とユアンタインベストメントは、それぞれ製薬産業に関する専門性と多様な協力ネットワーク、そしてベンチャー投資およびファンド運用の能力を結合させ、バイオベンチャーが技術の事業化の難関を突破しグローバル市場へと飛躍できるよう、戦略的投資と実質的支援に乗り出す。
両運用会社は、ファンド運用に向け、製薬会社の技術ニーズに合致した有望なバイオベンチャーを発掘し、オープンイノベーションに基づく産業密着型育成戦略を通じて、企業の成長段階に応じたオーダーメイド型のバリューアップ(Value-up)を支援する。また、グローバル協業が可能な海外パートナーとの連携を強化し、国内技術が世界市場に進出できるよう、全周期的支援体制を構築することで、停滞するバイオエコシステムに好循環構造を定着させることを目標としている。
KIMCo財団のホ・ギョンファ代表は「今回の製薬会社連合ファンドは、単なる資金調達の意味を超えて、製薬会社が主導的に新薬開発エコシステムの活性化を牽引するという点で『業界によるバイオベンチャーと製薬会社間のイノベーション・リレー』を象徴する重要なマイルストーンになる」と述べたうえ「今後も新薬開発の協力ネットワークを継続的に強化し、蓄積された技術力・開発能力・資金力を効果的に結びつけ、グローバル展開をはじめとする事業化成果を拡散できる実質的なファンド運用モデルを構築していく」と語った。
KIMCo財団は、国内59の製薬・バイオ企業と韓国製薬バイオ協会が共同出資して設立した非営利財団法人。財団は、個別企業が単独で進めるには難しい課題に対して、業界の資源と能力を結集し、共同投資・共同開発のオープンイノベーション協業プラットフォームを通じて支援し、産業界の革新的成長を目指して多様な活動を展開している。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News