中国の習主席「世界秩序のいじめ的行為」批判 SCO首脳会議
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【9月1日 AFP】<内容更新>中国の習近平国家主席は1日、上海協力機構(SCO)の首脳会議開幕に合わせて演説し、世界秩序における「いじめ的行為」を批判した。
習主席は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領やインドのナレンドラ・モディ首相を含む出席首脳に対し、「公平と正義を堅持し、冷戦思考や陣営対立、いじめ的行為に反対すべきだ」と呼びかけた。
さらに習氏は、「現在の国際情勢は混迷し、複雑に絡み合っている」と指摘。
「加盟国が直面する安全保障や開発の課題は、さらに困難なものとなっている」と述べた。
また、SCOの理念として掲げられている「上海精神」に触れながら、「振り返れば、激動の時代であっても、私たちは上海精神を実践することで成果を上げてきた」と語った。
将来に向けては、「世界が激動と変革の中にある今、私たちは引き続き上海精神を堅持し、地に足をつけて前進し、組織の機能をよりよく発揮していかなければならない」と強調した。
首脳会議には20か国超の首脳が出席。赤いカーペットで記念撮影に臨み、配信されたライブ映像では、習主席、プーチン大統領、モディ首相らが談笑する姿も確認された。(c)AFP