豪郵便、米国向け郵便物の一部引き受け停止 関税影響
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【8月26日 AFP】オーストラリア郵便は26日、米国向けの郵便物の一部引き受けを停止すると発表した。トランプ米政権が29日から米国内に入る小包への税免除を廃止すると発表したことを受けた措置で、同様の対応を取っている国は多数ある。
オーストラリア郵便によると、米国およびプエルトリコ宛てのほとんどの物品は「追って通知があるまで」受け付けない。
ただし、100米ドル(約1万4700円)未満の贈答品や手紙、文書は引き続き引き受ける。
同様の措置は、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、インド、ニュージーランドなどの郵便・配送事業者も実施している。台湾も26日から、販売目的の商品の引き受けを停止すると発表した。
今回の措置について、オーストラリア郵便の上級執行役員ゲイリー・スター氏は「顧客に信頼性が高く競争力のある郵便サービスを提供することに注力している」と述べ、「この措置を取らざるを得なかったことは残念だが、複雑で急速に変化する状況に対応し、顧客向けの実行可能な解決策を開発・実施するために、一時的な部分的停止が必要となった」と説明した。(c)AFP