韓国では女性が男性よりも保険料を多く支払っている…年齢層が高くなるほど、その差は拡大
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【08月26日 KOREA WAVE】韓国では、女性が男性よりも保険料を多く支払い、年齢層が高くなるほど男女の保険料の格差が大きくなる――この傾向が8月25日、韓国のフィンテックスタートアップ「ハビットファクトリー」の調査で明らかになった。
同社は年齢層ごとに1万人ずつ無作為に抽出してデータを分析した。7月末時点で被保険者が本人である「保障性保険」(傷害、入院、死亡など生命に関わる事故が発生した際に保険金が支払われる商品)について調べたものだ。
その結果、60代の平均保険料は男性が30万7115ウォン(約3万2698円)、女性が48万4636ウォン(約5万1562円)で、金額差が最も大きかった。次いで50代は男性が26万3905ウォン(約2万8064円)、女性が40万8490ウォン(約4万3472円)を支払った。
40代では男性が20万5927ウォン(約2万1916円)、女性が27万4276ウォン(約2万9197円)という結果だった。30代は男性が13万5553ウォン(約1万4423円)、女性が15万6123ウォン(約1万6611円)だった。20代は男性が8万3014ウォン(約8834円)、女性が9万8902ウォン(約1万519円)で、最も負担が少なかった。
年齢層が上がるにつれて男女の保険料格差は大きくなった。20代女性が多く支払った金額はわずか1万5888ウォン(約1690円)だったが、60代では17万7521ウォン(約1万8864円)と最も大きな差を示した。
実損医療保険を除いた加入商品をみると、男性は全ての年齢層で上位1〜3位に傷害保険、疾病保険、自動車保険、運転者保険のうちいずれか3つが含まれていた。20代では運転者保険(46.6%)、傷害保険(45.1%)、疾病保険(40.8%)の順だった。
30代と40代では、自動車保険が1位で共通していた。自動車保険に加入している30代は63.1%、40代は71.3%だった。30代の2位と3位はそれぞれ運転者保険(54.7%)、疾病保険(52.2%)であり、40代では疾病保険(66.7%)、傷害保険(63.4%)だった。
50代と60代は疾病保険に最も多く加入していた。50代の加入率は69.8%、60代は73.7%だった。50代では自動車保険(68.6%)、運転者保険(58.6%)が続き、60代では傷害保険(68.6%)、自動車保険(61.8%)が2位と3位を記録した。
女性の場合、20代は傷害保険(47.9%)、疾病保険(44.8%)、運転者保険(28.3%)の順だった。30代は疾病保険(60.2%)が1位で、傷害保険(58.3%)、運転者保険(33.2%)が続いた。
ハビットファクトリーの関係者は「男性の関心度が比較的低い傾向があるが、できるだけ早く加入すれば保険料を安く抑えられる。保障性保険の保険料は長期間支出し続ける必要があるため、しっかり理解することが重要だ」と述べた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News