【8月21日 AFP】全米オープンテニスは20日、混合ダブルス決勝が行われ、サラ・エラーニ(イタリア)/アンドレア・ババッソーリ(イタリア)組が6-3、5-7、10-6で大会第3シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)/キャスパー・ルード(ノルウェー)組を下し、大会連覇を達成した。

エラーニ/ババッソーリ組は、16ペアが出場して2日間で行われた新形式の激戦を制し、100万ドル(約1億4700万円)の優勝賞金を手にした。

シフィオンテクとルードは、高額賞金に加え、今季最後の四大大会(グランドスラム)のシングルスが24日に開幕するのを前にプレーする機会にもひかれたスター選手の一部だった。

刷新された今大会の混合ダブルスには、カルロス・アルカラス(スペイン)やノバク・ジョコビッチ(セルビア)も出場していた。

そういったスター選手たちは多くの観客を集めたが、今年の全仏オープンでも優勝を飾るなど2年間にわたって培ってきたイタリア人ペアの相性は、決定的な差になった。

ババッソーリは、シングルスの人気選手に対して、エラーニとともに自分たちを証明する「ミッション」を負っていたと話した。また、「素晴らしい雰囲気」を楽しんだと述べ、混合ダブルスにスポットライトを当てた主催者に感謝した。

一方でエラーニは、「この勝利は、今大会に出場できなかったすべてのダブルス選手のためのものでもある」とし、「この勝利は彼らのためのものでもある」と述べた。(c)AFP