イランから強制送還された移民乗せたバスが事故、76人死亡 アフガン
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【8月20日 AFP】アフガニスタン西部ヘラート州で、イランから強制送還されたアフガン人移民を乗せたバスと他の車両2台が衝突し、76人が死亡、3人が重傷を負った。州当局者が20日、明らかにした。
事故は19日夜、州都ヘラート市郊外のグザラ地区で発生した。
現地警察によると、バスが衝突した車両の一台は燃料を積んだトラックで、火災が発生した。
ヘラート州政府の報道官によると、バスには最近イランから強制送還されたアフガン人移民が乗っていた。
国際移住機関によると、今年に入ってから少なくとも150万人がイランとパキスタンからアフガンに帰国した。両国は数十年にわたりアフガン人移民を受け入れてきたが、強制送還しようとしている。
アフガンでは交通事故が多発しており、その原因として、数十年にわたる紛争による道路状況の悪化、高速道路での危険運転、そして規制の欠如などが挙げられる。(c)AFP