CU店舗(c)news1
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【08月18日 KOREA WAVE】韓国の大手コンビニエンスストア「CU」を運営するBGFリテールが、ライバルのGSリテール(GS25運営)の売り上げを上回り、業界1位の座を奪った。CUが売り上げでGS25を逆転するのは初めて。

BGFリテールが発表した2025年4〜6月期(第2四半期)の半期報告書によると、CUの売上高は前年同期比3%増の2兆2383億ウォンに達した。これは、GS25の同期間の売り上げ2兆2257億ウォンを約126億ウォン上回る。GS25も前年より1.5%増加したが、CUにはわずかに届かなかった。

店舗数においては以前からCUがGS25を上回っていたが、売り上げではこれまで僅差でGS25が優位だった。CUが業績で明確にGS25を上回ったのは今回が初となる。

営業利益でもCUがややリードした。CUの営業利益は前年同期比13.3%減の602億ウォンだったが、GS25の590億ウォン(前年比9.1%減)より約12億ウォン多い結果となった。

2025年上半期(1〜6月)の累計では、売上高はGS25がCUをわずかに上回り、営業利益はCUが優勢だった。

CUの上半期売り上げは4兆2136億ウォンで前年より2.2%増加。営業利益は834億ウォンで、前年から18.9%の減少となった。一方、GS25の上半期売り上げは前年より1.83%増の4兆2381億ウォンで、営業利益は約762億ウォンだった。

CUは、アーティストコラボ商品「ピースマイナスワン ハイボール」や有名飲食店との提携によるRMR(レストラン・ミール・レディ)商品、健康機能食品の拡大、自社ブランド「PBICK」の刷新によって、価格対効果の高い差別化商品を提供し、新規顧客を取り込んで売り上げを伸ばした。

一方、GS25は食品の競争力強化のためブランドとの協業に注力し、「ソウル牛乳デザート」「アイスブリュレ」「ソンヤンオーク焼酎」「生果実スムージー」などSNSで人気の高いグローバル商品を投入して売り上げを拡大させた。

ただ、両社ともに急激な物価上昇や悪天候、景気低迷、新規出店による追加コストなどの影響を受け、営業利益は減少傾向にある。中でもCUは、GS25に比べてやや健闘したとの分析がある。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News