米首都ワシントン、警察を管理下に置いたトランプ政権を提訴
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【8月16日 AFP】米首都ワシントンの司法長官が15日、首都警察を「敵対的に乗っ取った」として、ドナルド・トランプ政権を提訴した。
共和党のトランプ米大統領は今週、首都警察を連邦政府の管理下に置き、首都に州兵800人を動員した。さらに、パム・ボンディ米司法長官が14日、麻薬取締局(DEA)長官を「緊急」の首都警察本部長として任命した。
首都ワシントンのブライアン・シュワルブ司法長官は、連邦裁判所への訴状の中で、連邦法は「このような大胆な地方政府の権限の簒奪(さんだつ)を認めていない」と述べ、「被告は、指揮系統の地位を占め、MPD(首都警察)に政策指令を発するなどして、MPDの運用管理を不法に掌握している」と続けた。
シュワルブ氏は、ボンディ氏の命令の一時的な差し止めや、トランプ氏の大統領令がコロンビア特別区(ワシントンD.C.)に対する権限を越えているものだと裁判所に宣言するよう求めている。
民主党のミューリエル・バウザー・ワシントン市長は14日遅く、「連邦政府高官に特別区の人事権を付与する法律はない」と述べている。(c)AFP