AIが蘇らせた「独立運動家の顔」…韓国・国立中央博物館で展示
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【08月16日 KOREA WAVE】光復節を翌日に控えた2025年8月14日、ソウル・龍山の国立中央博物館1階「大韓帝国室」前には、多くの観覧客が詰めかけ、展示を背景に写真を撮る姿が目立った。
展示入り口には、独立運動家のアン・ジュングン(安重根)、イ・ボンチャン(李奉昌)、ユン・ボンギル(尹奉吉)、ユ・グァンスン(柳寛順)、アン・チャンホ(安昌浩)の大型パネルが並んでいる。来館者はそれに引き寄せられるように見入っていた。
しかし、この写真は実際に撮影されたものではない。AI(人工知能)技術によって復元されたものだ。古い白黒写真を「アップスケール」技術で高解像度に加工し、AIによって自然な笑顔を再現した。生前には見られなかった独立の英雄たちの柔らかな表情を映し出している。
観覧に訪れた女性会社員(24)は「非常にリアルに再現されていて驚いた」と話した。
この展示は、国立中央博物館が韓国の国史編纂委員会と共同で企画した「光復80周年・再び見つけた顔たち」展の一環。
会場内部では、映像によって再現された5人の独立運動家が笑顔で手を振る様子も公開されている。博物館側は「無表情で正面を見つめる従来の写真が多かった独立運動家に、親しみのある笑顔を取り戻したい」との意図から、AIによる表情生成に取り組んだ。
アップスケール技術で画質を向上させた後、着色を施し、AIに複数回学習させることで、より自然な笑顔の表現を可能にした。何度も試作と修正を繰り返し、最終的に完成した映像では、5人の独立運動家が観覧者に向かって微笑みかける姿が映し出されている。
博物館関係者は「今年初めから独立運動関連の特別展を準備し、AIを活用した制作と企画に約2カ月を要した」と説明した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News