韓国大手半導体メーカー、驚きの給与体系…成果給だけで総額の9割超に
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【08月15日 KOREA WAVE】韓国の大手半導体メーカーSKハイニックスの給与明細が公開され、ネット上で話題となっている。オンラインコミュニティに投稿されたのは、同社社員による2025年1月の給与明細だ。
明細によると総支給額は5689万ウォン(約606万3334円)で、4大保険料や所得税、地方所得税など計759万8010ウォン(約80万9353円)が控除され、貯蓄や返済額を除いた実際の手取りは4826万1047ウォン(約514万269円)だった。
基本給は580万3000ウォン(約61万8320円)で、内訳は基本給295万7000ウォン(約31万4885円)、固定残業代50万7000ウォン(約5万4040円)、業績給233万9000ウォン(約24万9475円)。これに加え、特別業績給1670万7000ウォン(約178万258円)、超過利益分配金(PS)3408万2300ウォン(約363万1277円)、年金補助8万80ウォン(約8531円)、利子補助20万9207ウォン(約2万2300円)などが支給され、総支給額の約89%が成果給だった。
特にPSは年1回支給され、年俸の最大50%、基本給の1000%まで受け取れるインセンティブで、前年営業利益の10%が原資となる。今年は同社が創業以来最高の営業利益を記録したこともあり、支給額が大幅に増えた。
SKハイニックスの2025年4〜6月期営業利益は9兆2129億ウォンで、前年同期比68.5%増の過去最高となった。給与体系の推定によると、新入〜主任級の月基本給は約250万〜270万ウォン(約26万6500〜28万7820円)、代理初〜中盤は290万〜320万ウォン(約30万9140〜34万1120円)、20年以上の次長〜部長級は500万ウォン以上(約53万3000円以上)で、成果給が年収に占める割合は大きい。
こうした背景から、ネット上では今回の明細の持ち主は年収8000万〜1億ウォン台(約852万8000〜1066万円)の入社5〜8年目、代理〜課長級ではないかとの推測が広がっている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News